水漏れを起こして初めて気づいたことあれこれ。

水回りのトラブルというのは、その対応によって被害の大きさが大きく変わってきます。特に水漏れトラブルというものに関して言えば、その傾向が最も強いと言えるでしょう。
わたしたちが生活していく上で、水は必要不可欠なものです。もちろん、飲み水としての役割も大きいのですが、汚れた衣類や食器、さらには自分自身の身体をきれいにし清潔に保つことは、水のもつ利用法の非常に重要なポイントのひとつです。健康にも直結するこうした「生活水」としての役割もまた、水が大切にされる理由というわけです。

こうした事例をひとつとってみても、水がわたしたちの生活を取り巻いている理由がわかりますが、その一方で、水回りの設備がトラブルを起こすと、とても困ったことになります。
たとえば集合住宅において、単純に、お風呂場や台所やトイレや洗濯機などの配管がトラブルに見舞われ、水漏れを起こしたとしましょう。すぐに発見できれば対処もできるのですが、たいていそのことに気が付くのは遅れがちになります。漏れ出た水が床に流れれば、すぐに床下に吸い込めれ始めます。そして吸い込まれた水はいずれ階下に到達し、その部屋の天井に大きなシミを作り、さらにしたたり落ちて家具や家電製品をダメにしてしまうのです。
このように、水漏れ事故は被害の拡大とその甚大さに特徴があります。状況によって被害額は変わってきますが、保険に入っていなければ賄えないということも珍しくないほどです。

また仮に一軒家であったとしても、それはそれで問題になります。まずメンテナンスの必要性が出てきますが、集合住宅と違って設備点検は全て自己責任です。このことが、水回りの設備の保全状態を、ついつい後回しにしてしまうのですが、結果としてみればそのことが高くつく場合もあるというわけです。
水漏れトラブルは起きてみてはじめてその被害の大きさがわかるものです。日ごろの点検や早めの部品交換をお勧めします。